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理学療法士の月収はいくら?他の医療系国家資格との比較や給料UPの方法もご紹介

理学療法士の月収はいくら?他の医療系国家資格との比較や給料UPの方法もご紹介

更新日:2023年09月28日

公開日:2023年09月28日

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リハビリをする患者さんとスタッフ

理学療法士は、訓練やリハビリをおこなっていく専門職です。医療現場やリハビリ現場で必要とされる、医療従事者です。実際に働きたい方にとって、どれくらいの月収がもらえるかとても気になると思います。

 そこで、今回は理学療法士の月収についてご紹介します。また、他の医療系国家資格との月収の違いやどのように月収を上げるかについても解説しました。将来、理学療法士になりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

理学療法士の月収は安い?平均月収について

笑顔のスタッフ

理学療法士の平均月収は、厚生労働省から出されている、賃金構造基本統計調査に記載されています。膨大なデータとなる為、ここでは一番最新のデータ(令和4年度板)から、理学療法士の平均月収と年収・年間賞与について解説します。

平均月収・年収

厚生労働省の統計によると、令和4年度の理学療法士の平均月収は約30.0万円となっています。また、平均年齢は34.7歳。平均月収から計算すると平均年収は約429.8万です。統計上、理学療法士だけでなく,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士も同様の月収となっています。

出典:令和4年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 
「1 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
※平均年収の計算方法:「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与 その他特別給与額」
*千円以下は四捨五入して計算
*残業代も含む

ボーナス・賞与

理学療法士がもらえるボーナス・賞与の平均は、令和4年度では約69.8万円となっています。また、先ほど同様に理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士は全て同じカテゴリで統計を取っています。

出典:令和4年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 
「1 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」

理学療法士は施設によって月収が違う?施設や年齢ごとの違いについて紹介

メモをとるスタッフ

理学療法士の月収は、施設の規模によって変化します。また施設の規模以外にも、経験年数や役職等によって月収は変化するのがポイントです。ここでは、月収が変化する項目や他の医療系国家資格都の月収の比較をご紹介します。

新卒からどれくらい給料が上がる?

理学療法士は新卒でなった場合、52~56歳になるまで、右肩上がりで給料は上がっていきます。そのため、経験年数を重ねれば月収は高くなります。初年度から比べると、約20万円月収はあがります。以下は、理学療法士の経験年数と月収の一覧表です。

年齢平均月収(円)
20~24
24~28
28~32
32~36
36~40
40~44
44~48
48~52
52~56
56~
231,846
248,634
267,699
289,988
308,404
331,610
342,027
375,492
437,381
407,469

※参考:
人事院『平成31年職種別民間給与実態調査』
※令和2年・3年・4年の調査では「新型コロナウイルス感染症に対処する厳しい医療現場の環境に鑑み、病院は調査対象から除外」されているため、平成31年のデータを使用。

施設規模による給料の違い(月収ランキング)

理学療法士は施設の規模によって、月収は変化します。ここでは、各施設規模の人数と月収、ボーナスの違いを表にしました。以下がその一覧表です。
施設規模平均月収年間賞与平均年収
10~99人約31.7万円約50.8万円約431.2万円
100~999人約29万円約68.1万円約416.1万円
1000人約31.9万円約90.1万円約472.9万円

年収で考えると、施設規模が1000人以上だと、最も平均月収・年収が高くなります。一方で、100~999人の施設が平均月収・年収が低くなる傾向があります。

出典:令和4年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 「1 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」 
※平均年収の計算方法:「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与 その他特別給与額」

他の医療系国家資格との給料の比較

理学療法士に就職する際には、同じ医療系国家資格の給料も気になりますよね。ここでは、理学療法士以外の医療系国家資格の月収を一覧にしました。上から収入が高い医療系国家資格です。理学療法士はこの中だと、平均より下に位置しています。 

医師      1096.1看護師   351.6准看護師 296.2
歯科医師622.9臨床検査技師           347.3歯科衛生士           282.7
獣医師   494.7保健師   333.8  
薬剤師   414.6歯科技工士328.7  
助産師398.7その他の医療従事者313.1  
診療放射線技師        368.7理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士300.7  

出典:令和4年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 「1 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」

どのようにすれば給料が上がる?

理学療法士として、給料をあげるためには2つの方法が考えられます。

1つ目は、他の資格も取得する方法です。専門性を証明するために、認定理学療法士や専門理学療法士の資格取得が考えれます。資格手当が認められている職場だと、給料にさらに手当が付くため、給料UPが期待できます。

2つ目は、他の医療系資格を取得する方法です。他の医療系資格を取得できれば、給料も変化します。そのため、先ほどの一覧表を参考にして、自分が興味を持った分野かつ給料が上がる職業が良いでしょう。また、転職なども給料UPの1つの道と言えるでしょう。

理学療法士は今後も必要とされていく職業

リハビリをする患者さんとスタッフ

理学療法士の平均月収は約30万となっています。新卒の月収はそれに満たないため、経験年数を重ね、昇進することが月収UPするには必要です。リハビリの専門職として、必要とされる理学療法士。ぜひ、興味を持った方は求人を探してみてください。

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