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作業療法士向きの人が持つべき3つの能力を知っておこう!

作業療法士に必要な資質とは?苦手なことも訓練次第で力を養えます!

更新日:2019年06月07日

公開日:2018年09月05日

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作業療法士と利用者が笑顔で会話している

作業療法士は、日常生活を送るのに必要な機能の回復をサポートする、リハビリの専門職。この仕事に興味を持っている人や、作業療法士になるための学校に通っている人にとっては、はたして自分に向いているのかどうかが気になりますよね。実は、作業療法士には共通する3つの能力があります。いったいどんな能力なのか、自分にあてはまるかチェックしながら読んでみてください。

向いている人はこの3つの能力を持っている

コミュニケーション能力

リハビリを必要とする患者は、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人が対象です。小さな子どもがかんしゃくを起こすこともあれば、横柄な態度の人、無気力な人など、患者ひとりひとりに合わせた対応が必要です。誰にでも苦手なタイプはありますが、患者を選ぶことはできません。どんな人にも対応できるコミュニケーション能力が求められます。

観察力

虫眼鏡で観察している

作業療法士は患者の様子に異変がないか、どのような作業(訓練)が適しているか、リハビリの成果は着実に上がっているかを注意深く観察します。リハビリを円滑に進めるためにはこの観察力が重要になります。
患者が日常生活を送るのに必要な訓練道具や、自助具の選定(作業療法士が創作することもあり)も作業療法士の重要な仕事のひとつです。何があれば患者自身の力で生活できるのかを見極めるために、ここでも観察力が必要です。

忍耐力

叫んでいる女の子

リハビリは長期間に渡ることが少なくありません。自分はできることを一生懸命やっているのに、うまくいかずもどかしく感じることもあるでしょう。けれど投げ出すことは許されません。患者のその後の生活に大きくかかわる作業療法士には、根気強くリハビリ業務を続けることが求められます。

作業療法士に向いている人になる練習

上記3つのうち、自分に足りていないと感じるものがひとつくらいあったのではないでしょうか?
そんな人はちょっとした心がけで改善することができます。
コミュニケーション能力が欠けていると感じている場合でも、たとえば苦手だと思う相手に対して「この人は合わない!」と、自分の思い込みで壁を作ってしまっているだけかもしれません。
無意識に苦手と思い込み、コミュニケーション能力が欠けていると勘違いしている人は意外と多いのです。
苦手意識を減らすことで、どんな人とでもコミュニケーションがとれるようになっていきます。
相手に対して「合わない」と感じるところがあるとしても「この人はどんな人だろう」と相手に寄り添う努力をしてみることをおすすめします。

また、患者の観察が苦手な人は、ご家族の誰かに「最近変わったことはないか」など聞いてみるのも良いでしょう。
リハビリ中は気を張っている患者も、家族の前では素をさらけ出すことができます。
ご家族なら「今日はちょっと元気がない」など、私達が見過ごしがちな変化に気づくことができるかもしれません。
そして、忍耐力に自信がない人は、すぐに「もう無理!」とあきらめるのではなく、すこし間をおく癖をつけるようにしましょう。時間をおくことで投げ出したい衝動が収まったり、冷静な判断ができる力が付くようになるでしょう。

作業療法士に向いていなかったとしても

3つとも当てはまらなかった・・・と、気落ちしている人はいませんか?
たしかにこの3つに当てはまる人は向いているし、作業療法士はきっと天職でしょう。しかし、誰とでも仲良くなれて、よく気が付いて、我慢強い、そんなよくできた人ってまわりを見渡してもなかなかいませんよね?現役の作業療法士だって、はじめからこれらの能力を身に付けていたわけではありません。みんな経験を積み努力して獲得したものです。どの能力も多くの患者と接し、治療や作業を重ねるうちに、自然と磨かれていくものばかり。向いているかどうかに神経質になることなく、自信を持って作業療法士を目指してくださいね。

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