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理学療法士の志望動機|書き方を分かりやすく解説!例文集あり

志望動機の作成に悩んでいる理学療法士におすすめ!熱意が伝わり好印象になるポイントをご紹介します。

更新日:2019年09月09日

公開日:2019年04月26日

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志望動機の書き方 分かりやすく解説!

理学療法士として働くには避けて通れないのが志望動機です。
就活や転職の際、履歴書に志望動機を書く場面が皆さんあると思います。
しかし、志望動機を書くのが苦手だという方は少なくありません。
採用担当者にとって履歴書に書かれている志望動機は、応募者の熱意を量るための重要項目。書かれている内容次第では合否に影響することも。
そこで、これから理学療法士として就職活動をする方のために、志望動機を印象良くするためのポイントや書くコツなどをご紹介します。

理学療法士の志望動機で好印象になるポイントとは

好印象になるポイント ココを押さえておこう!

志望動機を書くなら、応募先に印象良く映りたいと思いますよね。
しかしながら、どんな内容が良い印象を与えることできるのか、分からないという方は多いのではないでしょうか。
そこで、理学療法士の志望動機で良い印象を持ってもらうためのポイントをご紹介します。

まずは、応募先の病院や施設の採用担当者が、どんな部分に注目して志望動機を見ているのかを知っておきましょう。
 PTOTSTワーカーに求人募集を載せている病院や施設の方に志望動機を重要視する理由についてアンケート調査をしたところ、多かった意見がこの3つです。 

◆たくさんある病院や施設の中から、当院・当施設を選んだ理由が知りたい
◆入職後どのような活躍をしたいと思っているのかを知りたい
◆応募者の仕事への熱意があるのかを見たい


このことから、応募者である理学療法士が入職後定着し働いてくれるのか、活躍する人材なのか、またどのくらい仕事に意欲を持っているのかという点に注目し、志望動機を見ていることが分かりました。
応募先に良い印象を与えるには、アピールするポイントをしっかりと押さえた志望動機にすることが大切です。
理学療法士が志望動機を書くうえで、押さえておくべきポイントがこちらです。

◆病院や施設の理念や経営方針、特徴などに共感を示す
◆なぜその病院や施設を選んだのか、具体的に述べる
◆入職後に貢献できること・やりたいことをアピールする


上記ポイントを意識しながら、どこに共感しなぜその病院や施設で働きたいと思ったのか、ホームページを読むなどしっかりと調べたうえで、自分自身の気持ちを深く掘り下げて考えみてください。

志望動機を書く際に注意すること

注意点と文章の組み立て方!!

前述したように、志望動機はポイントを盛り込んで書く必要があります。
けれども、文章全体の構成をきちんと組み立てて書かなければ、読み手に熱意が上手く伝わらないでしょう。
それだけではなく、論理的に物事を伝える能力が低い人だと思われ印象が悪くなる可能性も少なくありません。
ですから、文章の組み立ては内容と同じくらい大切で、志望動機を書くうえで重要となるポイントです。
しかしながら、文章の構成が重要だということを理解していても、実際にどのように文章を組み立てれば良いか分からないという方も多いはず。
そこで、志望動機を書く際にどのような点に注意し、どのように文章を組み立てると良いのかについて見ていきましょう。

志望動機を書く際の注意点

◆志望理由がふんわりしている
他の病院や施設でも使えるような志望理由では、なぜこの病院や施設が良かったのかが伝わりません。その病院や施設に就職したいと思った理由を深く考え、できるだけ具体的にかつ簡潔に書きましょう。

◆自分のメリットのみを説明している
「待遇面が良かった」「勉強出来そう」など、自分がメリットと感じる部分を書くのではなく、採用する病院や施設側が「この人は当院(当施設)で採用するメリットがある」と思ってもらえる内容を書かなければなりません。
入職後、貢献できることはどんなことか、仕事に対してのビジョンはどう考えているのかなど、採用担当者に入職後活躍しそうだと思ってもらえるような内容にしましょう。

◆書き出しが重要
志望動機は書き出しがとても重要です。
応募する病院や施設の採用枠が数名に対し応募者が多数であった場合、書類選考になる可能性が多くあります。
書類選考となると、採用担当者は何十人もの履歴書を見なければいけません。
志望動機の一言一句全てを読んでいるわけではなく、まずは書き出しを読んでその先を読み続けるか判断しています。
この書き出しの時点で、的外れな内容を書いていると最後まで読まれることなく、不採用となる場合もあるので、採用担当者の興味を引き付けられるような書き出しの内容にすることが大切です。

文章の組み立て方

志望動機の文章の組み立て方は、まず書き出しで『結論』を書きます。
結論から書くことで、採用担当者の興味を引くことができます。
そして、後に続く文章で書き出しの結論に対し説得性のある理由を述べます。

(1)結論から書く
前述したように、書き出しは志望動機を最後まで読んでもらえるかの分かれ道となる大事な部分です。
まず、初めの書き出しで結論すなわち『なぜ志望したのかという理由』を書きましょう。

<例(1)>
私が貴院を志望した理由は、脳血管疾患のリハビリテーションに注力されている点に惹かれたからです。


(2)結論に至る理由を具体例を挙げて書く

結論を述べたら、次はその結論に至った理由を書きましょう。
その際、具体例も交えて書くことで自分の人柄を文章で採用担当者に伝えることができます。

<例(2)>
私は、祖父が脳卒中で倒れリハビリテーションを受けている姿を見た事がきっかけで、理学療法士に興味を持ちこの仕事を選びました。この経験から、脳血管疾患の後遺症へのリハビリテーションに携わりたいと考えました。


(3)志望する病院・施設でしたいことを書く

入職後にどんなことをしたいのか、どんなスキルを活かしたいと思っているのかを書きましょう。
ここでは、入職後の目標やビジョンなど考えていることを正直かつ分かりやすく書くことが大切です。

<例(3)>
ゆくゆくは脳血管疾患のスペシャリストとなり、貴院で活躍したいと考えております。


(1)〜(3)で書き出した文を組み立てると以下のようになります。

<例>(1)~(3)
私が貴院を志望した理由は、脳血管疾患のリハビリテーションに注力されている点に惹かれたからです。
私は、祖父が脳卒中で倒れリハビリテーションを受けている姿を見た事がきっかけで、理学療法士に興味を持ちこの仕事を選びました。この経験から、脳血管疾患の後遺症へのリハビリテーションに携わりたいと考えました。
ゆくゆくは脳血管疾患のスペシャリストとなり、貴院で活躍したいと考えております。

それぞれでの文章を繋げるだけで志望動機の骨組みとなる部分ができあがります。
あとは文章を膨らますだけで採用担当者を惹きつける志望動機の完成です。

このように、3つの段落に分けて志望動機の文章を組み立てていきましょう。
組み立て方は理解し、書き始めようとしたけれど、考えがまとまらないという方もいるでしょう。
そんな時は、紙などに考えや思いを書き出して整理してから文章を考え組み立ててみてください。考えがまとまりやすくなりますよ。

理学療法士が使える!志望動機の例文集

志望動機の例文集!

志望動機の例文といっても、企業などの会社に就職する人向けの志望動機が多く、なかなか理学療法士が参考にすることができる例文は少ないですよね。
そこで、理学療法士の方が参考にできる例文をご紹介します。

就活している学生の例文!

就活を行っている学生の場合、理学療法士としてのスキルや経験がないということは当たり前です。
ですので、スキルや経験がないということを強みとし、なんでも吸収したいという仕事への姿勢と熱意を表すことで採用に繋がります。

【例文(1):総合病院志望】  
私が貴院を志望した理由は、運動機能障害へのリハビリテーションに注力しているという点に惹かれたからです。私自身、学生時代にスポーツで怪我をし、理学療法士の方にお世話になる機会がありました。その体験から、運動機能障害へのリハビリテーションに携わりたいと考えるようになりました。貴院は、高度な知識と技術のある理学療法士が多く在籍しているということを伺い、そのような方々と勤務することで自身の技術と知識も高められると感じました。ゆくゆくは、運動器疾患を専門分野にしたいと考えておりますが、先ずは貴院の理学療法士として即戦力になれるよう努めてまいりますので宜しくお願いいたします。

【ポイント】
総合病院を志望の場合、病院でどのように活躍してくれるのかという部分を見ています。
ですので、目標やビジョンを盛り込み、この病院で働きたいという熱意を伝えることがポイントです。

【例文(2):介護施設】
私は、貴施設の経営理念である「身体と心のトータルケア」に共感を感じ志望いたしました。
学生時代、実習で高齢な方を担当し、精神面の低下から思うようにリハビリテーションが進まないということがありました。その経験から、理学療法士は身体のケアだけではなく精神的なケアも重要であると強く感じました。貴施設は、身体のケアと同様に精神面のケアにも注力されており、楽しみながらリハビリテーションを行える工夫をされているとホームページより拝見し、とても魅力を感じました。
貴施設で活躍できる理学療法士になるため、技術面はもちろん、精神面のケアも高められるよう努めてまいりますので、宜しくお願いいたします。

【ポイント】
介護施設を志望する場合、志望している施設が取り組んでいることや大切にしている理念など、どこに魅力を感じたのか取り入れてみましょう。介護施設は病院と違い、患者様と長く関わっていきますので、人と接することが好きだということをアピールするのも良いでしょう。

転職を考えている方の例文!

転職を考えている理学療法士の場合、転職先の病院や施設は即戦力になるかという部分を見ています。ですので、今までに培ってきたスキルを活かし、即戦力になるということをアピールすると採用率が上がります。経験が少ない方は、仕事への前向きな姿勢と熱意を伝えましょう。

【例文(1):介護施設→総合病院】
私が貴院を志望した理由は、急性期のリハビリテーションに注力しているという点に惹かれたからです。介護施設で勤務する中で、様々な障害を持つ方を担当し、リハビリテーションを行っておりました。維持期では目に見える変化は少なく、もっと早い時期に携わることができれば、今より動けるようにしてあげられるかもしれないと考え始めました。その気持ちが次第に大きくなり、急性期のリハビリテーションに携わりたいと強く感じるようになりましたので、転職を決意いたしました。貴院には、高い技術と知識を持つ理学療法士が在籍されており、より高度な技術と知識を吸収し自分自身を高めながら、業務を全うできる職場環境だと感じました。一日も早く、貴院の理学療法士として活躍できるよう努力いたしますので、宜しくお願いいたします。

【ポイント】
総合病院への転職志望の場合、「なぜ病院で働きたいと思ったのか」や「携わりたいと思っていること」を率直に書くことがポイントです。この病院で活躍し、貢献したいという意思を表すことで、採用担当者に印象付けましょう。


【例文(2):病院→訪問リハビリ】
私は、貴社の「自宅でその人らしい生活が送れるように」という企業理念に強く共感し志望いたしました。病院では、回復期のリハビリテーションに携わっておりました。担当した患者様が回復し、退院されることはとても嬉しくやりがいに感じていました。しかし、中には退院時より身体を動かすことができなくなっている方もおられ、自宅でのリハビリテーションの大切さを改めて認識しました。このような経験から、患者様のリハビリテーションに長く関わり、経過を見ていきたいと考えるようになりました。これまでの経験や知識を活かし、一人でも多くの患者様が、自宅でその人らしい生活が送れるケアをしていきたいと考えています。貴社に採用されましたら、一日も早く即戦力となり、貢献していけるよう努めてまいりますので、宜しくお願いいたします。

【ポイント】
訪問リハビリへの転職の場合、なぜ訪問リハビリで働きたいのかという転職理由は特に重視されます。また、事業所の方針などに共感していることや訪問リハビリの大切さなどを盛り込むことで、仕事への熱意が伝わります。また、貢献できることを内容に盛り込むと更に好印象に繋がるでしょう。

ここでは、学生向けと転職者向けに2例ずつ志望動機をご紹介しましたが、もっと他の例文も見たいという方はこちらをご覧ください。

まとめ

志望動機は、志望している病院や施設に対してどれだけの熱意をもって働きたいと思っているかを伝える文章です。また、自分自身の人柄を文章で伝えられる手段の一つでもあります。
ですので、志望動機を作成する場合は例文をそのまま書くのではなく、自分の経験と気持ちを自身の言葉で書くということが重要です。
本人の言葉で書くことで、採用担当者に熱意が伝わり、印象に残る志望動機になります。
ご紹介した注意点や文章の組み立て方に気をつけて、あなたらしい志望動機をぜひ書いてみてください。
PTOTSTワーカーなら志望動機の添削、面接アドバイスも可能!ぜひご利用ください。
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